今回はソフトボールのキャッチャーについて現役草ソフトキャッチャーの僕が分かりやすく解説します。

やってみたいけど、
ソフトボールのキャッチャーって難しい?
なーんて方必見の記事でやんす。
この記事を読めばソフトボールのキャッチャーのすべてが分かります。
ソフトボールのキャッチャーに興味がある人はぜひ参考にしてみて下さい!

ソフトボールのキャッチャーとは

ソフトボールのキャッチャーは一言でいうと「グラウンド内の監督」です。
具体的には、
- 配球を考える&サインを出す
- 盗塁を阻止する
- 味方への指示出し
などがキャッチャーの役割として挙げられます。
恐らく9人いる野手の中で最も頭を使うポジションで、それに加えて泥臭く球を受け止めるタフさも必要となってきます。

まぁ僕は草ソフトなんですけどね
野球のキャッチャーとの違い
次は野球とソフトボールにおけるキャッチャーの違いを見ていきます。
野球とソフトボールはしばしば比較されますが、両方経験した僕からすると全然違います。

いや、やっぱり似てるわ。
キャッチャーミット
まず一つ目はキャッチャーミットです。
そう、実は野球のキャッチャーミットとソフトボールのものは全然違うんです。
野球用キャッチャーミット ソフトボール用キャッチャーミット
ソフトボールのキャッチャーミットは、野球のファーストミットのような形をしています。
なんなら捕手・一塁手兼用のグローブもあるくらいです。
ちなみに野球用のミットでソフトボールを捕ると、捕球面が浅くて弾いてしまうそう。
塁間の距離
野球のグラウンドサイズ ソフトボールのグラウンドサイズ
二つ目は塁間の距離です。
ソフトボールの塁間は男女どちらも18.29mです。
そのためピッチャーに返球する際やセカンドに送球する際の距離が野球と比べると大分近くなります。
野球をしていた時に弱肩で名を馳せていた僕でも、セカンド送球は気を付けないとセンターまで行ってしまいます。
テンポラリーランナー

最後はテンポラリーランナーの有無です。
テンポラリーランナーはソフトボール特有のルールで、江南市ソフトボール協会は以下のように説明しています。
『捕手が塁上の走者となっていて二死となったとき、あるいは二死後、捕手が出塁し、走者となったとき、捕手の代わりにテンポラリーランナーを使用することができる。
江南市ソフトボール協会
このルールは、キャッチャーが防具を着ける時間を省くためにあるルールです。
ソフトボールは何かと急がせたがるので、他にもせっかちなルールが存在します。
求められるもの
お次はソフトボールのキャッチャーに求められるものについて解説していきます。
3つほど紹介しますが、これらがないとキャッチャーが務まらないかと言われるとそういう訳でもありません。

僕なんて何も考えずによってますから…
ソフトボールIQ

まず一つ目はソフトボールIQです。
要するに、ソフトボールに詳しくて正しい判断が出来る脳みそってこと。
やはりキャッチャーは配球や指示など頭を使う場面が多いので、筋肉だけでなく頭脳も求められるポジションだと言えます。
リーダーシップ

二つ目はリーダーシップです。
再三言っているように、キャッチャーは守備の要です。
野手への指示を出す際にモジモジしていたら話になりません。
大きな声でチームを引っ張るリーダーシップは、頭脳と違い努力でどうにかなります。

せめて大きな声くらい出そうぜ!
泥臭さ

そして最後は泥臭さです。
キャッチャーはショートバウンドを身体で止めたり、ランナーと交錯したりと埃まみれになるポジションです。
クールに髪型の乱れを気にしていたらキャッチャーは務まりません。
埃まみれの自分をも誇りに思えるような泥臭さは必要不可欠と言えるでしょう。
効果的な練習方法

最後にソフトボールのキャッチャーをやる上で効果的な練習方法をご紹介します。
試合だけでも楽しいですが、特にキャッチャーは自分がエラーするとチームに大きな迷惑がかかるポジションです。
練習してプレーで引っ張り、チームメイトからの信頼を勝ち取ってやりましょう。
ショーバンストップ

まず一つ目はショーバンストップの練習です。
やはりショートバウンドを後ろに逸らしてしまうキャッチャーは投手も投げにくいです。
「どこに投げても俺が止めるぞ!」とドンと構えるキャッチャーを目指しましょう。
友人にショーバンを投げてもらうなどして
徹底的に身体で止める動作を叩き込みましょう!
ただショーバンが来ると分かって練習しても意味が無いので、ノーバンと織り交ぜながら行うと効果的です。
スローイング

二つ目はスローイングの練習です。
キャッチャーは肩が強くてなんぼ。
投球練習の最後に強肩を披露すれば相手チームも盗塁しにくくなりまっせ。
そのためには、肩を強くするというよりも捕ってからのスピードや送球の正確さを磨く必要があります。
ひたすら送球時のステップを反復して身体に染み付かせたり実際に送球する中で最適なリリースポイントを突き詰めていく練習などがおすすめ!
フレーミング
最後はフレーミングの練習です。

フレーミングとは、キャッチャーがミットを動かすことで
ボールをストライクに見せる技術のことや
これに関しては必須ではありませんが、+αで持っていると便利な技術の一つ。
だってボールがストライクになるんですよ…?
ピッチャーからしたら神扱いでしょうし、実際にダルビッシュ有投手はその重要性をインタビューで語っています。
ただフレーミングはやりすぎると審判に嫌悪感を抱かれる恐れがあるので、練習してまで身に付ける必要はないのかな笑
フレーミングについて気になる方はこちらの動画なんかを参考にしてみて下さい!
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、ソフトボールのキャッチャーについて解説してきました。
野球との相違点や効果的な練習法など、他では見られない情報も盛りだくさん。
ぜひ参考にしてみて下さい!
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